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「深夜アニメの歩き方」にようこそ!
はじめまして、当サイトを運営しているpianonaiqです。
ここでは当サイト(企画)の特色や趣旨などについて説明していきたいと思います。
特色、コンセプトなど
当サイトについて簡単に説明するならば、
という感じになりますでしょうか。
アニメの人気が一般層にまでどんどん広がりオタクという言葉の定義も昔とは変わってきていると感じる今の時代、アニメ作品の感想や評価を主とするブログやサイトも世の中に数えきれないほどあるでしょう。
本サイトもそんな数えきれないサイト群の中のひとつ、ということになるわけですが、他と比べた時に特色となりそうな点として、
- ネタバレなしを最重視
- 自由参加型企画
- 独自の評価・採点システムを採用
だいたいこの三つが大きなところになるのかなと思います。
以下、順に簡単に説明していきます。
ネタバレなしを最重視(サイト立ち上げの経緯)
これについてはサイト立ちげの経緯やサイトの目的にも関係してくるのですが、まずはその辺の話から。
ツイッターでアニメの感想を呟いたり、たまにフォロワーの皆さんとリプでやりとりしたり、という普段の生活の中で、誰かのお勧めや呟きがきっかけでかけがえのない名作に出会えた経験というのがこれまで何度かあったんですよね。
「~話から面白くなりますよ」
「~話がとにかく凄いんでそこまでは是非見て下さい」
といったリプを頂いたことが作品の視聴モチベーション向上につながり何とか挫折せず最後まで観られた結果、やはり同様に大事な作品と出会うことができた、といったこともありました。
この作品面白いのだろうか……と探りながらある作品を観始めた時などに、こういった助言を頂けるのは、人それぞれかもしれませんが、私としてはとてもありがたいことだなあと感じています。
一番良い、というか理想なのは、こういう助言も前情報もなるべく頭に入れずフラットな状態でふと見た作品が思いもよらない名作だった、ということになるのかなあとも思いますが、
新作旧作合わせて見たい作品が山のように存在する状況(に対する限られた時間)と広大なアニメの世界を考えた時、よしこれを見てみようかと割と直感で作品を選んで果たしてどれくらいの確率で名作良作と出会えるだろうか?というと、当然といえば当然ですがこれはかなり博打的な行為にも思えてしまうわけです。
見る作品の選び方もまた人それぞれだと思いますが、私の場合、最後まで見終わってガッカリだけは避けたいというのがあって、それ故にあらかじめ一定の高評価を獲得している作品を選んで視聴する傾向が強くなってますし、それがスタンスにもなってるのかなと。
でこういうところから、
「ネタバレは極力避けたいけど、一言二言でもいいから作品の注目点など、視聴時の指針となったり視聴意欲を掻き立ててくれるような助言は欲しい」
といった考えや欲求が自分の中で強くなってきて(何だか凄くわがままにも聞こえますが…)、それが「そういうアニメ作品ガイド本みたいなものがあったらよいのにな」という発想を経てサイト(企画)の立ち上げにつながった、というのが当サイト誕生の凡その経緯でしょうか。
「ネタバレなしで作品を紹介する」「ネタバレなしを最重視」という当サイトの方針は、読者側に立った時こういうのがあったらいいなという願望に根差した、主にこんなところに由来しています。
自由参加型企画
これは言葉の通りで、「深夜アニメの歩き方」は指針や最低限のマナーさえ守っていただければ基本的に誰でも参加し投稿することのできる企画です。
こういう形にしようと思った理由は主に三つあります。
多様な価値観に基づくバラエティに富んだ記事構成
サイト内で一人だけが記事を書く場合、その書き手の文章が魅力的ならば何の問題もないのですが、それでもアニメに対する多様な見方や価値観を持った記事が存在した方が読者としては新鮮味を保てるしバラエティに富んでいてよりよいのではないか、というのがまず一つ目の理由です。
正直なところ、私自身にはそこまで魅力的な文章を書ける自信はない、というのもあるのですが、それもあって自分とは違った視点で魅力的な記事を書いて下さるゲスト寄稿者の皆様は本サイトを充実させていく為に欠かせない存在であると考えています。あらためて、これまで当サイトに寄稿して下さった皆様に感謝申し上げます。
また、膨大な作品数が存在する広大なアニメの世界、たとえ名作傑作だけに絞ったとしても自分ひとりの力ではとてもじゃないけど手に負えそうもないので是非力をお借りしたい、というのもあります。
サイト内に豊富な作品記事数を抱えることによって本サイトを訪れてくれた多くの方が良い作品に出会えて幸せで充実したアニメ視聴ライフを過ごせたらいいな、というのが本サイトにおける全ての行動の下敷きにもなっているのですが、これを実現するためにも、企画の趣旨に賛同して下さる方々の力をお借りしながら質の高い記事を数多く提供していけたらと考えております。
多様な作品語り(方法論)の模索
色々な価値観と見方を持った書き手がある程度似たフォーマットの中でそれぞれに趣向を凝らして自由に文章を書くことで、「なるほど、こういう作品の語り方があるのか、こういうアニメの見方があるのか」といった発見をしていきたいという想いも理由のひとつになっています。
「あの人の作品紹介の仕方はとても良いなあ」という発見や気づきは「俺もちょっと書き方に取り入れてみるかな」につながるでしょうし、それがひいては記事の質の向上にもつながる(かも?)と考えれば、前項で述べた本サイトの一番の目的からそこまで逸脱するものでもないかなと思います。
アニメ語りのプラットフォームの提供
私の場合、「深夜アニメの歩き方」に関していえば最初はFC2ブログで始めてそこで2、3年やって今に至る感じなのですが、ツイッターというお手軽な感想発信の場もある中で、無料有料問わずブログなどの形態で何かを発信していくための環境を構築するのは、特に最初の一歩が意外と面倒くさいのではないか?というのがあります。
無料ブログを始めてみたものの今じゃほとんど更新が途絶えて長らく放置したまま、というケースも少なくないのではないかと(これは私も経験がありますし他人事ではありませんが……)。
そこで、
「何かがっつりと記事を書きたい」
「あの作品を誰かに紹介したいな」
「けどツイッターじゃ少し面倒だよな」
なんて感じた人が手軽に発信できる場の提供を、と考えたのが三つ目の理由ですね。
とはいえ、本企画自体もいざ参加するとなれば、特に最初の寄稿時などは面倒に感じる部分も少なくないとは思います……。
(ちなみに、2020年4月現在、これまで参加して下さったゲスト寄稿者の数は14名になります)
それを補うため、というわけでもありませんが、なるべく多くの方が「あそこで記事を書きたい」と思えるよう、主催者としてはサイトをより見やすく整備したり知名度の向上に努めていかなければと考えております。
独自の評価・採点システムを採用
実際に記事を見ていただけると早いのですが、当サイトでは、傑作、名作、良作……などの作品評価と、世界観80点、演出90点、キャラ75点……といった採点を行うレーダーチャート評価の二つの評価・採点システムを導入しています。
こういった評価・採点システムに関して、特に作品に点数を付けることをあまりよく思わないアニメファンが多いというのは普段ツイッターなどを眺めていても何となく感じますし、またこれまでの本サイトでの活動を通しても感じてきたところであります(※ 前項で触れた、本サイトに寄稿しようと考えた時一番面倒で厄介となるのもおそらくこの部分である、というのも重々承知しております)。
それでも導入しているのは、ここに主催者としてそれなりに拘りを持っているからなのですが(この企画の他サイトにはないオリジナリティを担保している部分のひとつであるとも考えています)、この辺の詳しい話は、前に以下のコラム記事で書いていますので気になる方は読んでみて下さい。
手短にいえば、見る作品を選ぶ際に助けとなる判断材料をできるだけ増やしたい、ということになりますかね。
文章によって作品の内容や魅力を伝えるのは当然ですが、それだけではなかなか伝わりづらいところをこうしたシステムで補えればよい、みたいな感じです(逆に、評価や採点の理由について文章で補うことで内容に説得力が増したり、ということもあるかと思います)。
※指標:90(めちゃくちゃ良い)>75(良い)>50(2流)
例えばですが、
- 「脚本/構成」が95点ということは、お話的に最後相当満足度は高そうだな?
- 「世界観」が90点ということは何か設定的に光るものがある作品なのかな?
- 「演出」「作画」がともに90点ということは、映像的に刺激的なものが見れそう?
- 「キャラ」「演技(声優)」が95点、私はキャラが魅力的なアニメが好きなのでこの作品とは相性よいかも?
- 「引き」が90点ということは、グイグイ止まらない面白さのある作品なのかな?
- 「劇伴」が100点、音楽が良いアニメは好みなのでこの作品はちょっと見てみたいかも
こんな風に受け取っていただいて視聴作品選びの判断材料として利用して下さると、主催者・書き手としては本望であり、意図は十分伝わったかな、となる感じでしょうか。
「泣けるアニメ10選」「おすすめ神アニメトップ10」といった類のアニメ作品紹介記事も多いですが、こういうのを読んでいる時に、
点数や評価がなくて文章だけだとどの作品も同じくらい出来のよい凄い作品に見えて(このこと自体は悪いことではないのですが)それがかえって作品選びを滞らせる、みたいに感じることが多かったり、
点数や評価がされていても基準が曖昧で今一つ指標として参考にならない場合も多い、といった不満を感じるケースも個人的には多く、それを反面教師として本サイトのシステムを考案・作成したともいえます。
と偉そうにいいながら、じゃあ本サイトの評価・採点システムが果たしてどれほど読者の参考になっているか?というと正直まだ手ごたえを計りかねてはいますが、とりあえず導入の経緯・理由としてはこのような感じになります。
取り上げる作品について
「深夜アニメの歩き方」という企画名ですが、これは言葉の響きを優先しているところが多分にあります。
当企画では厳密に深夜アニメ作品だけに絞って紹介している訳ではなく、朝のキッズアニメだろうが大昔の名作アニメだろうが何でも取り上げていくというのが基本方針となっております。
たまに勘違いされて、それもしょうがないのですが、「エヴァは深夜アニメじゃないですよ」といったご意見・ご指摘をいただくことがあります。
この指摘はその通りで正しいのですが、エヴァという作品が今の深夜アニメ作品群やアニメ業界に与えてきた影響は小さくないでしょうし、
また、エヴァに限らずその他多くの過去のアニメ作品の積み重ねの上に今の深夜アニメがある、といった考えから当企画では全てのアニメ作品を取り上げていきます。
サイトのサブタイトルに「名作保証書付きアニメ作品視聴ガイド」とありますが、これもメインタイトル同様言葉の響き優先です。
傑作や名作、良作の紹介に重点は置きつつ、佳作や水準作の作品も取り上げていきます。
傑作 絶対観た方がよい作品
名作 観るべき、マストではずせない作品
良作 観た方がよい(がマスト!とは言い辛いかもという)作品
佳作 時間があるなら是非観ることを勧めたい作品
水準作 普通だが見どころは(十分)ある作品
凡作 酷いが全否定ではない、どこか残念な作品
失敗作 ほぼ全否定、何とも残念な作品
傑作・名作 傑作と名作の中間(ただしカテゴリは名作とする)
傑作>名作 傑作寄り(同上)
傑作<名作 名作寄り(同上)
当サイトの評価指標はだいたいこのような感じになっているのですが、少しばかり補足説明させていただきます。
上記指標について、例えばですが、巷で使いやすい言葉として頻繁に使われる「良作」というのがおそらく当企画での「佳作=時間があるなら是非観ることを勧めたい作品」あたりと一致するのではないか、という感覚・意図で基準を設けています。
世間一般的に「佳作」といった場合、どうでしょう、そこまで優れた作品という印象を持たない方も多いのではないか?という感覚もあるのですが、当サイトで佳作として紹介している作品は、世の中では「良作だったー」と評価されるような作品であるということです。
となると、
アバウトな話ではありますが、「水準作=普通だが見どころは(十分)ある作品」でも実は思ったより出来のよい作品を指す、ということにもなってくるかと思います。読者並びに寄稿者の皆さま方にはそんな風にご理解いただけるとありがたいです。
ついでにもう少しいうと……
当企画でいうところの「良作=観た方がよい(がマスト!とは言い辛いかもという)作品」は、おそらく巷でよく使われている「それ」よりもずっと出来のよい作品を指します。
心の底からめちゃくちゃ感動した場合、ツイッターで「名作だったー!」といいたくなるのではと思うのですが、当企画の「良作」はこれくらいの作品を指す感じでしょうか。
では当サイトにおける「名作=観るべき、マストではずせない作品」とは?となりますが、
感動の量や度合いみたいなところでは「名作」も「良作」も同じで、違いは「名作」にはその上でもう一歩「マストではずせない」と思えるような何か決定的な巧さのある作品を指す感じですかね。
随分アバウトで面倒な話ばかりになって申し訳ないですが、何がいいたいかというと、当企画で主に取り上げることになる「水準作」以上の作品は、どれも思ったより良い作品を指すだろうということです。
マストな有名作はもちろんですが、埋もれがちな名作、良作、佳作などをより積極的に取り上げそれらの作品にスポットを当てていく。この方がもしかしたら本企画としての意義は大きいし需要もあるかもしれないという想いもあります。
企画への参加(寄稿)をご希望の方は次に以下のページへお進み下さい。